観たり、聴いたり、思ったり
【CD】チック・コリア&小曽根真 レゾナンス

チック・コリアが亡くなったのは2021年の2月だった(と思う)。残念だなーと思った。

小曽根真はチック・コリアと2016年にツアーをしていてその時のベストテイクを盤にしたものです。
最近、小曽根さんのCDばっかり聴いてる。彼のピアノはいつも楽しそう。CDからもそれは感じます。SHM-CDで少しお高いですが、2枚組でこの値段、内容なら儲けものです。
小曽根さんのチックへの思いが詰まった盤になっていると思います。

レゾナンス [ チック・コリア、小曽根真 ]

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【演奏会】女流義太夫演奏会新春公演(2022/1/20お江戸日本橋亭)

新年最初の公演仕事。

義太夫協会の定期公演では、記録録音を主にやっています。(紀尾井ホールの場合は進行がメイン)
とにかく寒かったので、暖めないといけないけれど、換気はしないといけないという。
お客様には換気の際はさぞお寒かったことだろうと思います。
お正月らしさを、ということで、出演者は簪をさしたりしました。
そして赤い見台初お目見えだったのですが、アクリル板でよく見えなかったですね…
せっかくの初お目見えが…
そのうち、アクリル板なしでできるようになったら、じっくり見てくださいませ。
演奏は、若手ばっかりということで、勢いはあったかなと。
少々物足りなかったかとも思いますが、翌日から蔓延防止。夜は早めに終わって良かったということで。
【歌舞伎】初春大歌舞伎(歌舞伎座 2022/1/27まで)
本日は2022年の歌舞伎初め。第一部を鑑賞。
しかし、役者に感染者が出たため、「一條大蔵譚」は代演で、「祝春元禄花見踊」は人数を減らして演出を変えての上演となりました。
七之助くんが出られなかったのはとても残念で、さらに芝翫のところの3兄弟も出られず、やはり華やかさに欠けました。
獅童の息子の陽喜くんが初お目見えということもあり、みんな応援ムードでしたが、年齢より小さすぎないか?
私は個人的には鶴松くんの出番が映えることになったので良かったです。
【演奏会】邦楽鑑賞会 三曲の会 源氏物語をたどる(2022/1/15 国立劇場小劇場)
本日はこちら。昼の部は「平家物語」がテーマで、夜の部は「源氏物語」がテーマでした。私は夜の部を拝聴。三曲の会、と謳ってるけど、最初は催馬楽でした。
選曲はとても良かったし、コロナがなければ楽屋に行って皆さんにご挨拶したかったですが、さすがにそれはしませんでした。
しかしなんか地味だったんですよねー、設えが。鳥の子が多かったからかな。金屏風・緋毛氈がほとんどなかったですよね。あと昔は囲いも凝ったものにしてた気がするけど…
渋い会だなと思ってしまった。
【本】JR上野駅公園口 柳美里(河出書房新社)
ここ数年本をゆっくり読む時間がなくて、本当に読書量が減った。資料として本を読むことはあっても、小説を読むことはほとんどない。
2022年の最初の読了の本はこちら。
上野をよく知っている人、東北の人はある種の共通の思いを持って読める小説だと思いました。
学生の頃、上野の不忍池のところでオッサンに絡まれて、ホームレスの人に助けてもらったことがある。上野はホームレスがとても多かった。今はだいぶ減った気がする。でもコロナでまた増えたりしてるのか?でも見かけない。
上野は私にとって子供の頃から身近な東京だった。そして美術館、博物館、東京文化会館などがあるので文化の街だ。(昔はオケもバレエもなんでも東京文化会館だった)
でも元々寛永寺の境内だから、面白いことになってたりもする。
上野は好きだな。ごちゃごちゃしてるけど。

JR上野駅公園口 (河出文庫) [ 柳 美里 ]

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【展覧会】「北斎で日本史」(すみだ北斎美術館 2022/2/27まで)「イスラーム王朝とムスリムの世界」(トーハク東洋館2022/2/20まで)「体感!日本の伝統芸能」(トーハク表慶館2022/3/13まで)
2022年の博物館初めは、すみだ北斎美術館&トーハクでした。
北斎美術館は噂に違わず、パネル・レプリカばっかりだし、展示点数は少ない。でもまぁ、古典芸能に触れていればよく聞く名前の絵はたくさんあり、楽しかった。空いてて良かったです。
「イスラーム王朝とムスリムの世界」はクルアーンの文字がデザインに見えてしかたなかったです。面白いですよねー。〇〇体などと書かれていたので書体が違うんでしょうね。
「体感、日本の伝統芸能」は、まぁ、こんなもんだろうという感じでしたが、日本最古の歌舞伎の映像(明治32年「紅葉狩」)は貴重でした。7分だったかな。もちろん無音。途中失敗してたりしてそれが残ってるのも貴重。劇場は明らかに狭かったので、どこの劇場だったのかなと思います。
【演奏会】福原寬の会 笛(2022/1/8 国立劇場小劇場)

2022年の演奏会初め。

「福原寬の会 笛」
来てよかった!
最後の「春興鏡獅子」は鳥肌ものでした。
立方がいないからこその迫力だったと思います。(でも途中で踊りが見えるようだった。特に足先。)
そして寬さんはホントに美しいなぁ。
お笛の人はみんな所作が美しいのだけど、寬さんはホントに美しくて、昔から好きです。
V財団に入る前からファンだったのでかなりの昔ですね(笑)あの頃は「ひろし」さんだと思ってたくらい何も知らなかったです。
「かん」さんだと知ったのはもしかしたら山左衞門先生の録音した時かも。懐かしい。あれ何年?1999年とか?
清元も最高と言える方たちの演奏だったし、長唄も豪華メンバーでした。お囃子さんもすごい方たちばっかりで、もうなんか「豪華」。
お正月に相応しい、素晴らしい演奏会でした。
歌舞伎のお客と違って、わかってる方ばかりだから、変なところで拍手とか起きないし、「堪能したー!」という気分です。
そして永田町までのたったあれだけの道を間違えるという訳の分からないことに(笑)
そういえば目の前の席に徹彦さんと徹さんがいらしたのに挨拶しそびれてしまった。
今年はどこかでお会いできるかな?
【映画】「騙し絵の牙」2021年 吉田大八監督
映画「騙し絵の牙」見ました。
面白かった。
出版業界にはずっと興味があったのでなおさら。まぁこの映画の本質は、「出版業界」というところにはないけれど。
映画でも、出版でも、音楽でも、演劇でも、多分なんでも、表現する、世に出すということには似たようなことがあるように思う。
まだまだ頭の中で固まっていないけれど、何かは感じ取っているつもりではいる。
それを私が形にできる日があるかどうかはわからないけれど。
「騙し絵の牙」公式HP
https://movies.shochiku.co.jp/damashienokiba/

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【演劇】ハムレット 主催:西荻窪芸術センター 会場:シアターグリーン(池袋)2021/12/22〜27
「ハムレット」見に行ってきました。池袋も小さい劇場多いですね。知らない劇場でした。義太夫が入るというので行ってきました。
ハムレットは言わずとしれたシェイクスピアの名作です。有名なセリフもたくさんあります。今回は基本は安西徹雄さん訳のものだったようですが、途中に入る義太夫は河合祥一郎さんの訳だったそうです。
普通に義太夫になっていたので面白かったです。
シェイクスピアの何かを「通し狂言」として義太夫にするのも面白そうだなと思いました。
ハムレットは、フォーティンブラスの役どころがいつも分かりづらいなと思っています。
「みんな死んじゃうのに最後に誰かが出てきて国が続く、というのが当時のお決まりだったのでは」という話を聞き、なるほど、昔はマイナーで終わってはいけないとされていたので、必ずメジャーで終わる音楽と同じか?と思ったりしました。まぁ確かに検閲(?)みたいの入ったりしたでしょうしね。
演劇好きだなー。勉強になるわー。
そして、演劇でも音のことが気になってしまい、なかなか物語に入り込めない自分が嫌になったりもしました(笑)
まだやっていますので、是非。

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