観たり、聴いたり、思ったり
【演奏会】国立劇場主催 源氏物語音楽絵巻(2024.1.27)
夜は国立劇場の邦楽公演で新国立劇場へ(ややこしい)。
「源氏物語音楽絵巻」
ということで、お芝居も入ったりして、なかなかおもしろい試みでした。

雅楽、舞楽、聲明、箏曲という感じ。

いやぁ、ちょっと現代劇風に役者さんが演じるのはちょっと違和感ありましたが、全体としてはいい企画だったのでは。
昼夜2回公演でどちらも満席。いいことです。
終演後、国立劇場の方にお会いしたので、楽屋行けますかと聞いたらどうぞというので行ってきました。
箏曲「葵の上」「初若菜」の出演は全員よく知ってる人ばかりだったし、
楽器屋さんもよく知ってる人方なのでご挨拶にと。
というわけで楽屋にお邪魔虫したので、演奏者の皆さんと、制作の方と一緒に。
そして推し活はじめなので推し(山登松和先生)と。
【演奏会】下野戸亜弓箏曲リサイタルー山田検校作品連続演奏会IIIー(2022/10/23)

2019年から開催している「下野戸亜弓箏曲リサイタルー山田検校作品連続演奏会」も3回目を迎えました。
毎度いろいろ難しいご注文をいただくのですが、メンバーが同級生だったりなど、楽しそうでもあります。
私は大好きな演奏家の皆さんがご出演でそのお手伝いをさせていただけるのが、本当に嬉しくて。

今回は照明を明治座舞台さんにお願いしました。紀尾井の舞台スタッフは明治座舞台さんなので、お仲間ですから
いろいろとスムーズでした。お互いやりやすかったのでは。

山田流の奥四つ物である「小督曲」はスタンダードな形でやりました。でも山田らしい、これぞ山田流という感じで、安心して聴いていられました。お笛が入るのはちょっと一工夫かもしれませんが、寬さんのお笛はとても美しく、ぴったりでした。

久しぶりすぎるくらい久しぶりに寬さんにお会いできたので、楽屋でキャーキャー言ってしまいました(笑)。

「那須野」は殺生石の話です。三味線を義太夫三味線でやり、蔭囃子で鳴り物をいれるという趣向でした。

どうなるのかな~と思いましたが、狐は義太夫は得意なところですし、結構合ってました。これはアリだなと思いましたね。自然に聞こえました。

蔭囃子は本番で袖にずっといましたので、証拠写真として撮りました。いろいろやらなきゃいけなくて大変ですよね。でもお囃子ってかっこいいですよね。

「明けがらす」は山田流のは「浦里時次郎」とは関係ありません。短い曲でしたが、照明がただ月を出すだけじゃないところがよかったですね。きれいでした。

司会の山本哲也アナは前回のことを覚えててくださって、私のことも覚えててくださったので、うれしかったです!リハが終わってお弁当の時間にお話ししていたのですが、いろいろ情報交換をしました。そして、結構いろんな意見が一致しまして、盛り上がってしまいました。

MCはプロはやはり違いますね。とても聴きやすい、わかりやすい。NHKのかたはさすがだなと思います。

(写真は舞台袖からの2枚以外はリハーサル時。撮影:大森美樹)

【演奏会】福原寬の会 笛(2022/1/8 国立劇場小劇場)

2022年の演奏会初め。

「福原寬の会 笛」
来てよかった!
最後の「春興鏡獅子」は鳥肌ものでした。
立方がいないからこその迫力だったと思います。(でも途中で踊りが見えるようだった。特に足先。)
そして寬さんはホントに美しいなぁ。
お笛の人はみんな所作が美しいのだけど、寬さんはホントに美しくて、昔から好きです。
V財団に入る前からファンだったのでかなりの昔ですね(笑)あの頃は「ひろし」さんだと思ってたくらい何も知らなかったです。
「かん」さんだと知ったのはもしかしたら山左衞門先生の録音した時かも。懐かしい。あれ何年?1999年とか?
清元も最高と言える方たちの演奏だったし、長唄も豪華メンバーでした。お囃子さんもすごい方たちばっかりで、もうなんか「豪華」。
お正月に相応しい、素晴らしい演奏会でした。
歌舞伎のお客と違って、わかってる方ばかりだから、変なところで拍手とか起きないし、「堪能したー!」という気分です。
そして永田町までのたったあれだけの道を間違えるという訳の分からないことに(笑)
そういえば目の前の席に徹彦さんと徹さんがいらしたのに挨拶しそびれてしまった。
今年はどこかでお会いできるかな?