観たり、聴いたり、思ったり
【映画】「THE LEGEND & BUTTERFLY」感想。ネタバレあるかも。

『THE LEGEND & BUTTERFLY』見てきました。

キムタクの織田信長は合うと思ってました。昔から。
しかしそのキムタクをしのぐど迫力なのが綾瀬はるかの濃姫でした。

濃姫が信長を背負い投げでぶん投げるシーンとか、見てて気持ちがいいぐらい(笑)
軍略にも口を出すのも、さりげなくてかっこいい。

これは濃姫が主人公なんじゃないだろうか。

時代劇だったけれども、ラブストーリーとして描かれていると思います。
お互いに思い合ってるのに、素直に言えない、言わない。そういうところが実は見どころなのでは。

実際、合戦の場面とかはそう多くはなかったし、
むしろ信長と濃姫のやりとりの方がメインだった。

想像の「実は信長は生きていた説」シーンも、幸せな二人で。
それはかなわなかったわけですが。

最後の信長の「是非に及ばず」はあそこで言う言葉なのかな。
ちょっと悩んでしまいました。

蘭丸が染五郎くんだったのは、似合いすぎていて、もう言うことがありません。
恐れ入りましてございますなキャスティングです。

家康のキャスティングにはびっくりした。わからなかった。

公式ページ
THE LEGEND & BUTTERFLY

【映画】「鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」(2023/2)*ネタバレ注意

先日、「鬼滅の刃 遊郭編」の話になり、
「子どもに遊郭の話とかアニメとはいえ映像で見せていいんだろうか」
という話が出たので、どんなもんかとテレビ版の「遊郭編」を一気見しました。

おまけつきでしたよ。「上弦集結本」

2月だからか、節分カードも。

一気見すると、この続きが見たいから、映画も見るか、と、そういう流れです。

前回もこれだけ話題になってるからちょっとだけ見てみるか、と思ったら
テレビ版立志編を一気見してしまい、映画の無限列車編を見ています。

なので、ここまでくるともう毎回全部見ますね。
刀鍛冶の里編も、全部終わったころにアマプラで一気見するでしょう。

しかし、映画は、これまでのダイジェストに遊郭編の第10話と11話、
それと刀鍛冶の里編の第1話。だったのです。

ちゃんと画面に「第〇話」って出ましたからね。
前回の「無限列車編」みたいに一応話が完結するのかと思ったら
「第1話」と出ました。

正直こういうやり方はどうでしょうね。ちょっと納得がいかない。
これでまた第1話からテレビでやるんでしょ? ずるくないですか?

確かに上弦集結のシーンはありましたけど、とりあえず紹介されただけって感じでした。

まあそれでもきっと見てしまうんですけどね。

 

疑問だった「子どもに遊郭なんか見せていいのか」については、
別にこれ、「遊郭」って言ってもいいけど、吉原という必要はなくない?
というのと、遊郭がどんなところかは、知らない人にはまったくわからないだろうなという結論です。
だから子どもも別に何とも思わないかも。せいぜい、キャバクラぐらいの感覚?かなと。

あと毎回この手のことで言うけれど、吉原で津軽三味線はないから。
画面上正しく撥を持っていたのはいいけれど、それっぽく弾いても、その音は津軽三味線だから。
ちゃんともっと江戸(東京)の三味線にしてくださいよホント。津軽三味線って青森よ。わかってるのかなあ~。

三味線と一口に言いますが、ジャンルで楽器の拵えが違うんですよ。
楽器そのものも、撥も、駒も、胴かけとか、糸とかそういう小物に至るまでみんな違うのです。

あと時代考証ね。大正時代って謳っちゃってるから、大正時代の吉原を調べてもらいたかったなあ。
あんな派手な吉原は文化文政のころでしょう。大門もあんなんじゃないはずだし。
「吉原」って言わなければボロも出ないし、架空の遊郭ということでアニメだから済ませられるのに。

でも次作もきっと見ます。

ストーリーは悪くないんだよね。途中に挟まる、笑いを取る場面は不要だと思うけれど。
それぞれの鬼のエピソードも、とてもよく描かれていて、いいアニメだと思ってます。

【映画】機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022/6/3公開)
私は機動戦士ガンダムオタクである。
それも1stのみ。まぁ一応ZもZZも見たけどね。ついでにいうと、「1stガンダム」という言い方は最近の傾向で、ガンダムと言ったら1979年にやってたものに決まっておるのだ。だから本当は1stなんて言いたくない。ガンダムといえばあのガンダムなのだ。
なので、今回の映画も見に行かない訳にはいかなかった。
しかし仕方ないとはいえ、ごく一部の人以外はみんな声優さんが死んじゃったから、ううう、声が違う!と思ってしまった。絵よりも声が!
ブライトさんなんかほんとに違って…。鈴置さんいい声だったもんね。
スレッガーさんももっとやさぐれててほしかったし、ミライさんももっとお母さんぽいほうが…。アムロのお母さんも倍賞さんでインプットされてるから、違うのよ〜…などなど。
でも懐かしい気分にさせてもらったし、
アムロの声の古谷徹さんは相変わらずアムロだったのと、
やはり主題歌は森口博子じゃないとね、ってところかな。
昔の映画「パリは燃えているか」(1966)がマ・クベのセリフにあって、タイトルは知っていたけどそういう映画なのか、と、初めて知った。今度見よう。マ・クベは気に入らないけどインテリな感じがあったものね。
特典もらえて「こんなに嬉しいことはない。」

https://pc.moppy.jp/entry/invite.php?invite=QyHjA19e&s_id=152180

【映画】犬王(2022/5/28公開)

「犬王」観てきました。

TVアニメ「平家物語」のチームが作った映画のようです。
うーん。思ってたのと違う、というのか、
確かに平家滅亡のあとの壇ノ浦はあんなかんじだったろうし、南北朝に入って、三種の神器も欲しかったろうし、平家一族の怨念みたいなのは渦巻いていると考えられたと思う。
それに、今は残ってないけどあったであろう芸能とか、傾奇者みたいな人はいただろうと思います。
ただあの時代の琵琶法師が持ってた撥が薩摩のだった…。
まぁ、音を薩摩琵琶でやるのは仕方ないと思うのでいいのですが…。
先生が映画をご覧になったら、色々聞いてみよう。
でも当道座、って覚一がきっかけなのね。知らなかった。
映画「犬王」公式
【映画】シン・ウルトラマン(庵野秀明監督 2022/5/13公開)

2022/5/13に封切りになった「シン・ウルトラマン」。情報もあまりなく、予告映像も封切りと同時だったんじゃないか?映画館で予告見なかったよ。

そして封切りになったらみんなこぞって見に行ってるのに、誰もネタバレしない。「行った」ということだけみんな言うけど、中身については全く触れない。
誰も「言うなよ!」と言ってるわけではないのに。
そうさせる「シン・ウルトラマン」はすごい。そしてそれだけのものだった。
庵野秀明すごい。(語彙力なし)
また「シン・ゴジラ」の時と同じ現象が起きるのだろうか。
ひとつだけ。
「怪獣(禍威獣)はこの国にしか現れない」。
確かに。
怪獣映画って日本ぐらいじゃない?
「怪獣」って、なんなんだろう?
禍特対のピンバッジが欲しかったがあっという間に完売していた。
主題歌は米津玄師「M八七」。
シン・ウルトラマン公式HP
https://shin-ultraman.jp/

【映画】「死刑にいたる病」白石和彌監督(2022/5/12)

 「死刑にいたる病」を見に行ってきました。

阿部サダヲの優しそうだからこその怖さ。数年違ったら獲物になっていただろう岡田健史。

ネタバレになるので書かないですけど、

榛村は誰もが好感を持つような人で、それは死刑が決まって拘置所にいてもそうなんですね。

拘置所にいてもたくさんの人を巻き込み、みんなを陥れる。きっと死刑執行になっても、それはずっと続くのだと思う。

すごい映画だった。

阿部サダヲと岡田健史の対面シーンはガラス越しだから直接触れることはないのに、触れるシーンがあったり、ガラス越し故に自分の顔に相手の顔が重なったりするのが、

人格や人生を重ねて行くような演出になっていて、ちょっとゾッとした。

最後まで筧井雅也がギリギリのところで正常でいてくれるのが救われたけど、

うっかりしたらうっかりする。こわい。

是非見てほしいです。

「死刑にいたる病」公式ページ

https://siy-movie.com/

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【シネマ歌舞伎】桜姫東文章(下の巻)

 

2022/4/29GW初日、桜姫東文章(下の巻)の公開日でしたので行ってきました。

シネマ歌舞伎だからなのか、本当に歌舞伎座の公演で過去映像を流せたのかはまだ調べていませんが、

これまでのあらすじをきちんと追った上での下の巻でしたので、わかりやすかったです。

話の筋としては、(上の巻)の方が面白いですかね。

「桜姫東文章」は四世鶴屋南北作。文化14年(1817)3月、江戸河原崎座にて初演。

鶴屋南北は初世~三世は歌舞伎俳優だったんですね。四世、五世は作者。

四世南北は結構有名なものを書いています。

 

「桜姫東文章」は仁左衛門さんが映像の中でおっしゃっていらしたけれど

「玉三郎さんのために作ったような演目」

ということで、まさにそんな感じですね。初演は岩井半四郎です。岩井半四郎は当時人気ありました。役者絵もかなりありますしね。

なんだか清玄は報われないですよね。あの幽霊の演出は照明でああ見えてただけなのかな・・・。

玉三郎さんのお姫様は相変わらず美しいけれど、町の女もすごく凛々しくてカッコいい。桜姫は元が公家の生まれだからどうしてもお姫様になってしまいがちで、無理矢理町の女になってる感を出せるところが玉三郎さんのすごいところです。

 

シネマ歌舞伎はアップもあったり、ある程度の映像加工も可能なので、見やすいし、ストーリーに入りやすいですね。幕間はもちろんカットだし。

次は「女殺油地獄」(仁左衛門さん版)なので、これも見に行こうと思っています。

この予告編も良くできていて、すごくいいんです。見てみてください。

シネマ歌舞伎「女殺油地獄」予告

https://www.youtube.com/watch?v=xRdXZbdSLks

【シネマ歌舞伎】桜姫東文章(上の巻)

 

久しぶりに時間ができたので、
歌舞伎座に見に行けなかった(退院後完全に引きこもりになっていて、何も出来なかった時期だった)仁左玉の「桜姫東文章」の、シネマ歌舞伎見てきました。
大画面で見ても、白塗りしてなくても美しい仁左衛門さんと玉三郎さんのそれぞれのお話もあり、とても良かった。
あぁ、仁左衛門さんって普段はとても柔和な感じのいい男ですが、舞台では色悪もできる、似合ってて、そして年齢を感じさせないカッコよさ。本物のいい男。
そして玉さまの色っぽさ。
画面が目一杯美しかったです。
公開は多分上の巻が4/8から。下の巻は、4/29から。
一昨年の明治座でやるはずだった中村屋の「桜姫」も是非実現してほしい。

【映画】ウエスト・サイド・ストーリー(2021年 スピルバーグ監督版)
行ってきました。「ウエスト・サイド・ストーリー」。
良かった。とても良かった。
60年前のも何度も見てて曲もみんな知ってる。
バーンスタインの曲いいねぇー。
「トゥナイト」「マリア」とか知らない人いないんじゃないの。「クール」とか。
「マンボ!」って言いたくなるね。演奏してる方も嬉しかったろうなと思いました。
ロスフィルとニューヨークフィルだったかな。指揮はドゥダメルでしたね。
歌もダンスもとてもカッコよかった。
そして古さを感じさせないね。
そしてYouTubeで60年前のが部分的にあったりして見たけど、これまたすごいですね。
当時はアナログ編集でしょう。CGとかもないわけだし。
今作、製作総指揮がリタ・モレノというのもぐっときますね。60年前にアニタを演じた人です。
スピルバーグも60年前のこの作品にリスペクトを持っていたんでしょうね。それがすごく感じられる映画でした。
60年前の映画はもちろん私はテレビでしか見たことがないけれど、当時の映画人ってほんとにすごいなと思います。名作多いし。

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【映画】「大怪獣のあとしまつ」(2021年)
本日、久しぶりに「おお、すげー駄作だなこれは!」と思う映画を見ました。
「大怪獣のあとしまつ」
タイトルに惹かれて行ったのだけど、ギャグなのかどうかすらわからない映画だった。本気のシリアスか、ギャグか、ちゃんと振り切れていれば面白かったと思うのに。
そしてすごい豪華キャストだったのに、なんともったいない。という感じだった。
駄作批評したければ見に行ってもよし。でも一般料金高いからね。何かで安く見られるなら是非この駄作ぶりを見てほしくはある。
「大怪獣のあとしまつ」公式
https://www.daikaijyu->atoshimatsu.jp/