観たり、聴いたり、思ったり
【演劇】『ジョン王』を観てきました(2023/2/22 埼玉会館)

本当であれば、2020年に上演されるはずだった『ジョン王』。
『終わりよければすべてよし』のあとになってしまったが、ようやく上演できることになって本当によかった。

小栗君は大河ドラマもあったし、スケジュールも難しかっただろうと思う。

彩の国さいたま芸術劇場が改修に入ってしまって、埼玉会館でやることになってしまったのは、なんとなく残念だった。

 

ストーリーがいまいち理解できなかったな・・・。
原作本を読むか。

前半が特にわからなくて、休憩ちょっと前寝てしまった。
後半はそれなりにわかってきたんだけど。

 

シェイクスピアって時代もあるだろうけど、有名なもの以外はややこしい話が多い気がする。

これは以前に劇団の方から聞いたのですが、シェイクスピアの時代の演劇は最後は一応円満解決というか、丸く収まるように書かないといけなかったとか?(出典探せてません)
バッハの時代の音楽と同じで、最後は必ず長調で終わらないといけない、みたいなものか。

まぁ私には難解でした。

シェイクスピアにだって駄作もあっただろうし、よく上演されるものはやっぱり名作で、残っていても上演されないのはやっぱりそれなりなのではないかなと思う。

文楽や歌舞伎もそうだもんね。平賀源内はいくつか浄瑠璃を書いているけど、残っている・・・というか上演されるのは『神霊矢口渡』ぐらいで、しかもこれもあんまり上演されない。一度見に行ったことがあるけど、なんだかありものつなげただけな感じで、そんなに面白いとは思わなかった。

どこの国もどんなジャンルも、面白いものは残っていくけど、面白くないのは人気が出なくて、残っていかないのだなと思った。

【演奏会】埼玉会館ランチタイム・コンサート N響メンバーによるヴィオラ十重奏(2022/6/24)
埼玉会館では年に何回かランチタイム・コンサートを開催しています。
お昼12:10〜13:00。チケット代1000円。
平日だけどいつも満席。
今日はN響メンバーによるヴィオラ十重奏という、珍しい公演なのでチケット早めに取って行ってきました。
N響のヴィオラメンバーには3人も浦和出身者がいるとか!すご~い。浦和は文化の街よね。ウンウン。
一曲目が松崎国生さんの「ゔゐおらっしも」。なんと世界初演!このランチタイムコンサートのために書いてくださったの!?
始まったら、これがまた面白い曲!最高でした。この作曲家はきっと和楽器曲も書けるな、と何故か確信しました。
そして曲が終わって、作曲者が客席にいるわけなので演奏者が探したら、なんと私の真ん前の方!ヒョエー!びっくり!
その後もウエストサイドストーリーの「アメリカ」とか、メドレーとか(ウエストサイドっぽいコスプレで出てきた)、楽しいし、でも不思議な曲もあったりして、とにかく楽しい50分でした。
アンコールはなんと「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ。
ホントに楽しかった。
メンバーが「いい意味でも悪い意味でもN響のイメージを覆す」と仰っていましたが、
N響って昔々は「笑顔になるな」と言われてたとか、色々聞いてたけど、最近は随分変わりましたもんね。
荒んでいた私の心が少し晴れた。
秋にN響は埼玉会館に毎年来てくれるので、今年も来たいです。でも10/2はなにか入っていたような…
松崎先生には帰る瞬間までお声をかけてみようかどうしようかと悩んだけど、勇気が出ず(本気で和楽器の曲を書いてほしいと思ったので)、Twitterをやっているとプログラムに書いてあったので、探し、早速フォロー。
「後ろの席にいた者です」とだけご挨拶を送りました。
ヴィオラ十重奏なんて、なかなか奇抜だと思うけれど、可能性がたくさんあるような気がするので、是非是非、今後も続けていってほしいです。