【ミュージカル】ミス・サイゴン(2022/8/15)
「ミス・サイゴン」は今年が日本初演から30年だそうだ。今まで何度も見たいと思ってきたけれど、なかなか都合がつかなかったり、チケットが取れなかったりで行けなかった。
日本初演から30年目にしてようやく初「ミス・サイゴン」だった。
市村さんでエンジニアを観たかったが仕方ない。キム役は高畑充希ちゃんだったので嬉しかった。
クリス役の小野田さんは筋肉の付き方が米兵っぽくてよかった。鍛えている感じがして。
ベトナム戦争って、まだ終わってから50年経っていない。なんだかそれを題材にしたのはすごいことだなと思う。それも30年前に。つまりベトナム戦争が終わってまだ10年そこらでミュージカルの題材にしたってことでしょう。
なんだかとても生々しく感じた。
「レ・ミゼラブル」は昔の話で、まだ「物語」として受け入れられるし、みんな死んでしまうけど、コゼットとマリウスの結婚、ジャンバルジャンの死も二人に看取られて、新しい世の中への希望みたいなものが見える終わり方だから、なんとなく救いがある。
でも「ミス・サイゴン」は救いがなかった!あんなバッドエンド、悲しすぎる!キムがかわいそうでかわいそうで。
でもきっとあぁいう子はたくさんいた(いる)んだろうな。
タムが幸せになってくれたらいいなと思いながら劇場をあとにしました。