【演奏会】二代青木鈴慕の軌跡 鈴慕会尺八演奏会(2022/4/24 国立劇場小劇場)

二代青木鈴慕先生が亡くなってもう4年になる。鈴慕先生は人間国宝でいらしたし、やはりいらっしゃると緊張するかただった。

三代目とは割と長い付き合いでもあり、大学の先輩でもあるので(芸大ではない)、なんだか仲良くさせていただいている。
さすがに「鈴慕」の名前を襲名してからは、気楽に本名で呼んじゃったりしないように、私もこれでも気にする。(と言いつつ本番中袖に来た時に「しょうちゃん」と声をかけてしまった)
それだけ「鈴慕」と言う名前は大きいと思う。
(でも三代目は本当に気さくでいい人で楽しい人である)
先代の鈴慕先生がこんなに曲を書いていらっしゃったとは存じ上げず、曲を知らないので舞台進行はなかなか怖かった。
途中、緞帳を降ろさずに盆を回すとか、照明を曲中で変えるなどもあり、さすがにそれは楽譜をもらった。(尺八譜も読めて良かったと心の底から思った。)
コロナのこともあり、受付に行くことができず、客席も舞台袖のモニターで見るだけだったから、どんな感じだったかわからないけれど、演奏側としては大過なく終了できてよかったと思っている。
お箏屋さんたちには感謝感謝であります。ホントに彼らがいなかったら出来ないですからね。
国立劇場も建て替えがあるので、建て替え前にあと何回くらい裏で仕事があるかなー?
最近はこういう大きな会をするご社中も減った。
家に帰って頂いたお弁当などの紙袋の中にTシャツが入っていた。
「鈴慕会Tシャツ」!
邦楽の会でこういうのは斬新なのでは。
しかも邦楽関係ない人にはわからないから、これなら着られる。着ます。