【演奏会】第六回徳丸十盟尺八演奏会(2022/11/6紀尾井小ホール)

本日は第六回徳丸十盟尺八演奏会でした。こちらも最近は私が、舞台進行をしております。

今年は参加申請できる文化庁芸術祭最後の年で、そんなことは知りませんでしたが、参加することができました。

まず何にびっくりって、データ上でしか確認していなかったプログラムの作りにびっくり。糸綴じのプログラムなんて初めてだよ!紙もいい紙でした。そりゃあ入稿があんなに早くなるわけだよね!

糸綴じのプログラム

今回はすべて二重奏の演目でした。「鹿の遠音・鶴の巣籠 吹き合わせ」は録音もしたことがあり(この録音については色々思い出がある)、懐かしい感じでした。都山は田辺頌山さんで、いい組み合わせだったと思います。

本番の時袖から撮りました。

「鶴門」は去年初めて聴いて、その後なんだか続けて聴く機会があったけれども、今日の演奏はよかったなぁと思います。胡弓と尺八の組み合わせなんてまずないので貴重ですね。胡弓は川瀬露秋さん。

本番の時に袖から撮りました。

「残月」は2日前に続きまして、藤井泰和先生ご出演。リハで三味線を色々試しましたが、やっぱり「いつもはこの組み合わせ」という楽器と駒の組み合わせに落ち着き、安心して聴けました。

息もぴったり。長年の付き合いですものね。

「秋風の曲」は先日文化勲章を受章された、山勢松韻先生(人間国宝)と。山勢先生の秋風は聴いたことがなかったのでとても楽しみにしていました。文化勲章を取られた為にまた年齢まで発表されちゃって、びっくりですが、そのお年には見えないほど背筋も伸びて、シャキシャキされていて、さすがでした。お声もよく通って。山勢先生の秋風は初めて聴かせていただきました。最近では珍しいと思います。

リハで。

尺八との二重奏だと糸方は絶対に全部一人で歌わなきゃいけないので大変ですよね。

しかしどの曲も知っていたので進行としては助かりました。

一昨日に続き、いい演奏会だった。さて、あとは後半に曲選びから関わった演奏会があるので、そちらに頭を切り替えます。