【演奏会】京之助の会 義経千本桜「すしやの段」(2022/7/10 両国回向院)

京之助の会。自分の会をやるのは初の試みでした。

三味線は津賀寿さん。そこは安心。

むしろ稽古で駒之助師匠よりビシバシ叱ってくれるだろうと思いました。

しかし、なんてったって「すしや」。CD1枚に入りきらない「すしや」。長い!

暑いし、エアコンガンガンいれても、換気で窓を開けたら熱風。

湿度も高いので、三味線もべたべたになる。

まぁいろいろな工夫と、いろいろな方の予期せぬありがたい設備のお影で、なんとかそれらしい舞台にできました。

仲間たちもみんな親切に丁寧に手伝ってくれて、女流義太夫の仲の良さというか、結束力の高さを再認識。

あの暑い中、お客様もたくさんいらしてくださり、本当にありがたかったです。

回向院さんにもたくさんわがまま言ってご迷惑かけまして、申し訳ございません。

回向院には竹本義太夫のお墓もあります。

犬猫供養塔もあり、三味線の撥の形をしています。

回向院は現在はペット供養のお寺としても有名ですが、この犬猫供養塔はもともとは三味線の皮が犬や猫だから建てられたものです。(だから三味線の撥の形になっている)

また、竹本綱太夫のお墓や、女流義太夫の方のお墓もあります。

義太夫関係者にとっては回向院はとても大事なところです。

そんなところで、きちんと会をやれて、本当に京之助はよかった。

ありがたいことだ。