【シネマ歌舞伎】桜姫東文章(下の巻)
2022/4/29GW初日、桜姫東文章(下の巻)の公開日でしたので行ってきました。
シネマ歌舞伎だからなのか、本当に歌舞伎座の公演で過去映像を流せたのかはまだ調べていませんが、
これまでのあらすじをきちんと追った上での下の巻でしたので、わかりやすかったです。
話の筋としては、(上の巻)の方が面白いですかね。
「桜姫東文章」は四世鶴屋南北作。文化14年(1817)3月、江戸河原崎座にて初演。
鶴屋南北は初世~三世は歌舞伎俳優だったんですね。四世、五世は作者。
四世南北は結構有名なものを書いています。
「桜姫東文章」は仁左衛門さんが映像の中でおっしゃっていらしたけれど
「玉三郎さんのために作ったような演目」
ということで、まさにそんな感じですね。初演は岩井半四郎です。岩井半四郎は当時人気ありました。役者絵もかなりありますしね。
なんだか清玄は報われないですよね。あの幽霊の演出は照明でああ見えてただけなのかな・・・。
玉三郎さんのお姫様は相変わらず美しいけれど、町の女もすごく凛々しくてカッコいい。桜姫は元が公家の生まれだからどうしてもお姫様になってしまいがちで、無理矢理町の女になってる感を出せるところが玉三郎さんのすごいところです。
シネマ歌舞伎はアップもあったり、ある程度の映像加工も可能なので、見やすいし、ストーリーに入りやすいですね。幕間はもちろんカットだし。
次は「女殺油地獄」(仁左衛門さん版)なので、これも見に行こうと思っています。
この予告編も良くできていて、すごくいいんです。見てみてください。
シネマ歌舞伎「女殺油地獄」予告
https://www.youtube.com/watch?v=xRdXZbdSLks