【演奏会】第三回現代邦楽「考」 東京文化会館小ホール(2021/11/9)
本日は本当に久しぶりに現代邦楽のコンサートに行ってきました。
指揮者のいる邦楽のコンサートなんて何年ぶりだろうか。
間宮芳生先生の「四面の箏のための音楽」(1957)は多分何度か聴いているらしく懐かしさすら感じた。私が生まれるよりずっと前の曲だ。
あとはもうなんかよくわからんかった。
昔は私も現代曲弾いてたのになぁ。
でも三味線はだいたい求められるのは太棹の音か、細棹の音だったから、中棹の私は細棹を弾けるように練習しましたよ。
若い頃は楽しかったし、作曲者からの直接の指導などはとても勉強になった。
最近は邦楽は古典流行りなので、現代曲は流行らない。そもそも再演されないことが多すぎる。
再演されて、100年後に古典になっているような曲がほしいですね。
昔、私に「古典はなくなる!」と言った箏曲家がいましたが、絶対に古典回帰の時代が来ると私は思っていました。
なので逆に現代曲やってるのが珍しい感じがして、新しいのかなと。いや現代で新曲なんだから新しいわけだけど。
表現が難しいな。
古典が一周回って新しくなったのか。
まぁなんでもいいや。
しかし「考」のメンバーの中で知ってる人はほとんどいなかった。現代曲をやる人が一新したんですかね。
そして三橋貴風先生の現代曲のときの風格たるや、もう誰も敵わない。
やはりすごい先生だなと思いました。
竹井誠さんも安定感抜群だった。
なんか自分がババアになったことを感じた。学生時代を知ってる人とかが、もうすごいプロなんだもの。