観たり、聴いたり、思ったり
全然更新できませんでした。4月~7月の振り返り

前回の更新が2月3月の振り返りだったことに驚愕しました。

4月からはちゃんと更新するつもりだったのですが、

なんだか、とても忙しい毎日を送っております。

ライターの仕事も増えたからかもしれません。

バイトがすごく忙しくなったこともあるかもしれません。(週20時間じゃ足りなくて本当に困っている)

でも言っても仕方ないので振り返ることにします。

<4月>

4/4 山彦千子をきく会 (紀尾井小ホール)

4/16 歌舞伎座夜の部

4/21 山田流箏曲協会定期演奏会(受付)*

4/26 女流義太夫演奏会(ティアラこうとう)*

<5月>

5/12 前進座公演

5/24 女流義太夫演奏会(深川江戸資料館)*

5/27 新潮会 (日本橋劇場)

<6月>

6/1 森の会(浅草公会堂)

6/6 映画「あぶない刑事」

6/21 女流義太夫演奏会(ティアラこうとう)*

6/22 素義会(鳥越神社白鳥会館)*

6/23 下野戸亜弓箏曲リサイタル(紀尾井小ホール)*

6/26 花組芝居「レッド・コメディ」(シアタートラム)

6/28 徳丸十盟尺八本曲演奏会(紀尾井小ホール)*

6/29~30 女流義太夫と乙女文楽(横須賀芸術劇場 ヨコスカベイサイドポケット)*

<7月>

7/7 高橋佳子リサイタル(紀尾井小ホール)*

7/19 女流義太夫演奏会(ティアラこうとう)*

7/28 渋谷寺子屋*

*が仕事です。

とまあ、そんなに忙しそうじゃないのですが、

ライターの仕事が月に10本ぐらいあって、テープ起こしも月に3本ぐらいあるので

ほぼ休みがないという状況です。

演奏会があると打ち合わせに行かないといけないですしね。

これからも毎月10本のライティングは続くのと、

そろそろ秋の演奏会シーズンが始まる(準備は始まっている)ので、

次もまたまとめになってしまうかもしれません。

 

2~3月の振り返り

こんなに忙しい予定じゃなかったのに、なぜか2月、3月はとても忙しく、更新できませんでした。

なので、記録的に、2月3月の振り返りをしたいと思います。

2月1日 上野広小路亭に「じょぎ」を聴きに&裏の下見に。今後義太夫協会の定期が上野広小路亭で行われることもあるため。なんとか記録録音は録れそうであることを確認。

2月9日 「中村仲蔵」を観に、母と池袋ブリリアホールへ。ばったり舞踊家の知り合いに会う。

2月11日 成田市芸術文化センターで長唄と義太夫の会があり、義太夫部門の担当で付き添いで成田へ。20年ぶりぐらいに望月喜美さんにお会いした。

2月14日 三越劇場へ「浄瑠璃の会」を聴きに。織太夫さんと藤蔵さん。前座(?)でまだ研修生を終えて1年目という若手を出して、その後本命へ。若手は男性でもやはり大変だなと思った。三越劇場がいっぱいだったので、人気あるのだなと思った。

2月15日 女流義太夫演奏会2月公演。深川江戸資料館。今回は我々だけで山台を組み、毛氈も敷き、屏風も建てました。1月にプロに手伝いに来ていただき、こつを教えていただいたので、なんとかなった。

2月17日 結城紬のさんち巡り。織りの体験もさせてもらう。とても楽しい時間だった。着物友達もできました。

2月20日 久保浩介博士リサイタル。東京藝大6ホール。昔々に行ったことがあるけれど、随分綺麗に改装されていた。見知った顔ばかり。大学院生で、学内でリサイタルをやるということらしい。

2月23日 歌舞伎座夜の部。

2月25日 歌舞伎座昼の部。

3月9日 義太夫教室75期卒業発表会・卒業生演奏会。浅草公会堂第二和室。なんだかみんな頑張ってお客を呼んだのか、すごい人数に。いつもがらがらなのに。75期は若い人も多かったので、続けてほしいと思う。

3月13日 歌舞伎座夜の部。

3月14日 邦楽ぐるーぷ翔の会 試聴会。これが一番緊張するとみんなが言う。全員集合してみんながそれぞれの演奏を聴き、意見、感想を述べあう。でもこれ大事なことだと思ってます。私は演奏家じゃないけれど、思うことがあっていろいろ言うと、プロの演奏家も同じことを思っていたり、こういう解釈なので、こういう風にしましたという返事が返ってきて、「なるほど」と思うし、プロの意見と同じだと、私の耳もまんざらでもないなと思う。

3月16日 邦楽演奏会第二部を聴きにイイノホールへ。山登社中の次が駒之助+津賀寿だったので、とても儲けも月。やはりイイノホールは音がいまいち。

3月18日 川瀬露秋リサイタル。紀尾井小ホール。歌舞伎関係者との繫がりが多いからか、あふれるのではないかという勢い。なんとか溢れずには済んだけれど、久々にそういうことでドキドキした会。川瀬と言えば胡弓だけれど、三絃も箏も弾きました。葛西さんの機転によりいろいろと助かったけれど、裏はバタバタでしたよ。舞台さんに「裏が大森さんで助かった」と言われて嬉しかった。帰りに「明後日もよろしく」とホールの皆さんにご挨拶。

3月20日 女流義太夫演奏会3月公演。竹本孝之資初舞台。紀尾井小ホール。孝之資さんは長唄では東音河野文さん(三味線)。長唄三味線と義太夫の太夫の二刀流という珍しい人。これから聴きにきてやってください。お客さんは頑張ったらしくかなり入った。えらい。

3月23日 歌舞伎座昼の部。

3月25日 邦楽ぐるーぷ翔の会。北とぴあつつじホール。いろいろあったが、これだけの演奏家が集まっている古典のグループはないと思う。皆素晴らしい演奏。学生さんたちも出演。記念になるといいなといつも思う。

3月30日 従兄弟家族と母と私でお花見。というか「子ども見」。2歳だが人見知り期もすぎたのか、仲良くしてくれるので母も嬉しそうだった。

3月31日 今藤長龍郎の会。紀尾井小ホール。長唄はスカッとしていいですね。「二人椀久」すごくよかった。

 

これだけ行って、且つ週に3日バイトに行って、家でライターの仕事とか、某ホールの仕事とか、義太夫協会の在宅分の仕事とかしてるから忙しいんだな。
さすがに後半ちょっと疲れてきて、体が思うように動かなくなってきました。年を取ったな。
写真はすぐに出てこないので割愛。

移動中はもっぱら読書。2,3月で結構読んだ気がする。

サムネの写真は翔の会の集合写真。学生さん、お手伝い含む。

【演奏会】国立劇場主催 源氏物語音楽絵巻(2024.1.27)
夜は国立劇場の邦楽公演で新国立劇場へ(ややこしい)。
「源氏物語音楽絵巻」
ということで、お芝居も入ったりして、なかなかおもしろい試みでした。

雅楽、舞楽、聲明、箏曲という感じ。

いやぁ、ちょっと現代劇風に役者さんが演じるのはちょっと違和感ありましたが、全体としてはいい企画だったのでは。
昼夜2回公演でどちらも満席。いいことです。
終演後、国立劇場の方にお会いしたので、楽屋行けますかと聞いたらどうぞというので行ってきました。
箏曲「葵の上」「初若菜」の出演は全員よく知ってる人ばかりだったし、
楽器屋さんもよく知ってる人方なのでご挨拶にと。
というわけで楽屋にお邪魔虫したので、演奏者の皆さんと、制作の方と一緒に。
そして推し活はじめなので推し(山登松和先生)と。
【イベント】埼玉三曲協会研修会(2024.1.27)
本日の午前中、埼玉三曲協会主催のイベントがあり、行ってきました。
普段見る事のない、お箏と三味線と尺八の製作の様子。
お箏は綾杉の彫り方とか、コテで焼いたあと木目を出すためにタワシでこすって、石灰をつけてこすって、最後米ぬかでこすると木目がきれいに出ます!
 
三味線は胴に皮を張る工程を。写真では見たことあっても、実際にやってるのは見たことなかったのでおもしろかったです。
   
尺八は申し込んだ人だけ尺八作りに挑戦してました。展示はたくさんありました。
三味線担当の喜久屋さんは普段からお世話になっているけど、職人さん姿は初めて見て、カッコイイなぁと思いました。
会場には見知った顔も何人か。埼玉結構いるじゃないと思いましたが、大田区から加納先生がいらしてたのにはびっくり!いろいろお話しました。
しかし、楽器ってやっていても、作る工程なんてなかなか見ることないですよね。洋楽器だってそうです。ピアノ長いことやってましたけど、ピアノ作るところなんて見たことないですよね。
すごく楽しかったし、いい企画だと思いました。全国でやってほしい。お子さんもいらしてて楽しそうでした。
埼玉三曲協会HP こちら https://www.saitama-sankyoku.net/
2023年振り返り

2023年振り返り。仕事は抜かしています。
突発的に美術展とか行っているんだけど記録がありませんでした。
トーハクには3回は行っています。

歌舞伎に行けていない!(行く気にならない演目ばかりで)
それから秋は仕事がすごい続いたので、他の演奏会を聴く余裕がありませんでした。
クラシックにも行けてない!

ただ、今年は珍しくスポーツ観戦があったのと(ちなみに巨人ファンなわけではありません)、
花火大会のためだけに、弟の家まで行ったりなどしました。

いろいろとお世話になった方や仲の良かった伯母が亡くなって、
かなりダメージを受けました。

それから、今年は突然着物持ちになったので、着物の機会が増えました。これからも増やしていく予定です。
聴きに行くときは着物で。冬は家でもウールの着物着ています。

仕事で関わった公演数は今年は29公演。
うち12回は義太夫協会の毎月の定期公演だから、あまり多くない。
もうちょっと仕事増えるといいな。

では振り返り。

<1月>
読響(東京芸術劇場)
歌舞伎 第一部(歌舞伎座)
邦楽名曲選Ⅱ(国立劇場)
海野雅威コンサート(渋谷大和田さくらホール)
星野源リアッセンブリ(横浜アリーナ)

<2月>
小曽根真(ウェスタ川越)
歌舞伎 第二部(歌舞伎座)
映画「鬼滅の刃」
映画「レジェンド&バタフライ」
ジョン王(埼玉会館大ホール)
新・日本音楽抄(国立劇場)

<3月>
荒御霊新田神徳(東京芸術劇場シアターウエスト)
中村屋春暁巡業(川口リリアホール)
鶴澤三寿々会(港区伝統文化交流会)
フィギュアスケート男子ショート(さいたまスーパーアリーナ)
邦楽演奏会(国立劇場)

<4月>
巨人VS阪神戦(東京ドーム)

<5月>
三人会(紀尾井ホール)
ぎだゆう座(お江戸上野広小路亭)

<6月>
なし

<7月>
富助をきく会(紀尾井小ホール)
野田地図 兎、波を走る(東京芸術劇場中ホール)
塩谷哲×東京フィル(大宮レイボックホール)
映画「君たちはどう生きるか」

<8月>
花火大会(常陸多賀)
映画「リボルバー・リリー」

<9月>
木ノ下歌舞伎「勧進帳」(池袋芸術劇場)
妹背山婦女庭訓(国立劇場)

<10月>
浄瑠璃の会(国立劇場)

<11月>
映画「ゴジラ-1」

<12月>
音のたまて箱(座・高円寺2)
ぎだゆう座(お江戸上野広小路亭)
SATZ(紀尾井小ホール)

<読書>
今年は37冊読みました!
「少年と犬」馳星周
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこ
が良かったです。

あとはライティングとテープ起こしの仕事が定期的に入るようになりました。
みんなクライアントと直契約なので、手数料がかからず助かります。

その他、義太夫協会の在宅でできる仕事、紀尾井小ホールの主催の仕事を引き続きやっております。

体調は相変わらずで、まあ付き合い方がわかってきたのと、
「薬を絶対に忘れない」ということでなんとか乗り切れています。

今年は怪我の年だったので、来年は怪我にも気を付けます。
ホントに。手術以外で初めて縫ったから!もうホントに気を付けます。

来年も頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【演奏会】演奏会が続いて全然更新できませんでした!

11/4の泰和さんの演奏会からブログを更新していないとか、
もう11月は怒涛の忙しさ。12月もそこそこ入っていたので、ブログを更新している暇がありませんでした。

更に、副業のテープ起こしが繁忙期で、2社と契約しているのですが、交互に入ってきて、
全然ヒマが取れず。

そして12月はじめにはインフルエンザにかかってしまい(予防接種をしたのに)、薬で熱は下がったものの、
諸症状は全然よくならず、非常にきつい日々だったこともあり、ブログを更新できませんでした。(言い訳)

11/4以降の演奏会仕事は下記のとおりです。

11/10 徳丸十盟尺八演奏会

11/13 福田栄香の会

11/17 山登松和の会

11/20 女流義太夫演奏会11月公演

お江戸日本橋亭が建替えのため、最後の公演となりました。名残惜しい。

11/23 山木千賀リサイタル

12/3 素義会

12/17 女流義太夫演奏会12月公演(これは写真がない)

12/25 下野戸亜弓箏曲リサイタル

以上です。

来年の予定もぼちぼち決まってきています。
みなさん頑張って演奏会やりましょうね。

【演奏会】第二十九回 藤井泰和地歌演奏会(2023年11月4日 紀尾井小ホール)

11月に入り、演奏会シーズン開始です。
今年は10月で国立劇場が建て替えのため閉場するということで、さよなら公演だのなんだのいろいろあって、
10月は演奏家のみなさんお忙しく、リサイタルが11月に集中した感じです。

11月の最初は、毎年11月4日に開催される藤井泰和さんの地歌演奏会でした。
ここ数年お手伝いをさせていただいております。
もう29回で、来年は30回記念となります。

《八重衣》《四つの民》《尾上の松》

というプログラムで、《四つの民》はあまり演奏機会が多くないので貴重だったのではないでしょうか。

《八重衣》は三絃二挺、本手替手の合奏。

《四つの民》はいわゆる三曲合奏形式。

《尾上の松》は銀明会の会員の皆さんもご出演でにぎにぎしく。

写真はすべてリハのものです。

泰和さんは、昨年日本芸術院賞を受賞されたので、そのご祝儀の意味合いもありました。

助演の方もみんな親しくさせていただいている方たちでしたし、
楽器屋さんも古くからのお付き合いですし、
銀明会の方もみなさん私のことをわかってくださっていますし、私もかなりお名前を覚えましたから
非常にやりやすい会です。

ここまで続けられて、また銀明会のみなさんも泰和さんに一生懸命ついてきて、
チームワークというか、団結力のようなものも感じる演奏会でした。

来年2024年も11月4日です。
みなさん、いまからスケジュールを入れておいてください!

藤井泰和さんのYouTubeはこちら https://www.youtube.com/@user-jx2yl5sj1k

また「地歌Mirai」という一般社団法人も息子さんが立ち上げ、泰和さんは理事を務めています。

一般社団法人 地歌Mirai https://jiutamirai.com/

【演奏会】菊央雄司地歌演奏会Ⅰ 舟出(2023年10月28日 紀尾井小ホール)

2023年10月28日、紀尾井小ホールにて、菊央雄司さんの東京での初リサイタルが開催されました。

私は「平家物語の世界」のお手伝いをしている関係で、9月の平家の会で

「リサイタル、伺いたいのでチケットどうしたらいいですか?今お持ちですか?」

と伺ったら

「どうせ来てくれるのなら、お手伝いしてもらってもいいですか」

ということだったので、喜んで!ということでお手伝いさせていただくことになりました。

今回を第1回に、これから三味線組歌三十二曲を舞台にかけていく、という意気込みです。
来年2024年は10月12日(土)、紀尾井小ホールで開催されます。

大坂(大阪)の地歌、特に野川三味線を使っての演奏は、東京でも滅多に聞くことができないもので、

《浪花十二月》《繁太夫 千鳥》《早舟》

いずれも聴いたことがなく、とても興味深く拝聴しました。

東京で地歌で活躍されている方は殆どが九州系地歌です。全然違うものでした。

とにかく面白かったです。
これはみんなに聴いてほしい!と思いました。

3曲ともお一人で、三味線を曲に合わせて変えての演奏でした。

特に《早舟》は殆ど早口言葉のようで、声も活舌もいい菊央さんだからできるようなもので、
手も早いのに(繰り返しは多いが)、よくわからなくならないなと思いました。

袖でずっと御簾内から舞台を真剣にのぞいてしまいました。

でも早いので、ちょっと歌詞から目を離すと、どこをやっているのかわからなくなり、
緞帳を下ろすタイミングもあるので、本当に真剣に見て、聴いていました。

とにかく面白かった!

三十二曲、私もしっかり聴きたいと思いました。来年もお手伝いします!

菊央雄司さんのHPはこちら https://www.kikuou.jp/

【演奏会】平家物語の世界その7 平家物語の女性たち(2023/9/8 紀尾井小ホール)

平家物語の世界その7 平家物語の女性たち―小督・巴・建礼門院-
の舞台進行をしていました。

 

実は舞台進行のみではなく、チラシ・プログラム製作の進行管理、チケットをカンフェティにお願いしていたので、その管理、ご招待状の送付、ご招待チケットの送付などなど全般担当していました。

お稽古については、演奏者のみなさんと、監修の薦田先生にすべてお任せし、
そのほかのスタッフの方も、もう7回目ともなると、みなさん慣れていて、
さっと説明するだけで済むので、お任せできます。

台風が来ていて、前日からはらはらしていましたが、
思った以上にお客様が来てくださり、嬉しかったです。
ガラガラだったらどうしようかと思いましたから。

演奏は、みなさん本当に、ただ語るだけではなく、情感がこもり、
聞いていて泣けました。

江戸時代など、本当に目の見えない琵琶法師が語っているのを聞いていたら
今よりももっと、時代が近いわけですし、テレビやラジオもない時代、語って聞かせてもらったら
きっとみんな想像力たくましく、それぞれの頭の中でイメージして、泣けてきたりしたのでしょうね。

田中さんの「小督」は山田流箏曲でも曲がありますから、物語や思いが彼の中にあると思いました。
それから彼は高音がとてもよく出るので、声を活かしていたと思います。
(舞台写真はすべてリハのものです)

日吉さんの「巴(木曽最期)」は強い女性として有名ですね。
激しい戦いだったことがわかって、緊迫した感じが出ていました。
平家の中では義仲の気持ちを汲んで、巴が去る時に敵の「頸掻き斬ってぞ捨ててんげる」が一番強烈ですよね。
やっぱり巴かっこいいな、と思いました。

菊央さんの「六道」は建礼門院のお話ですが、自分は生き残るわけですよね。みんなが入水していくのを見て
どんな気持ちだったろうと思います。平家の滅亡をただ見ているしかできないわけで。
聞いていて涙が出そうでした。

平家もはじめのうちは聞いていても物語が頭に入ってこなかったのですが、
だんだん耳が慣れて、物語として聴けるようになってきたらしく、物語の世界に入っていけるようになってきました。
そうなるともう楽しいです。(悲しいお話ばかりですが)

来年もまた9月にやる予定です。
来年は台風が来ないといいなと思います。

木ノ下歌舞伎『勧進帳』を観てきました(2023/9/5 東京芸術劇場 シアターイースト)

木ノ下歌舞伎『勧進帳』を観てきました。

木ノ下歌舞伎を拝見するのは実は初めてで、いろいろな話はよく聞いていました。
木ノ下さんのことは歌舞伎にうるさい人たちも一目置いてる感じです。

忠臣蔵などを現代劇風にやるのは、わりと考えつくところですが、勧進帳となるとまた難しいのでは。
と思っていましたが、とても面白かったです。
(これから全国各地を回るのでネタバレは避けます)

でも、大道具もなく、小道具も少なく、人数も少なくて、よくここまでできるものだなあと思いました。

問答のところなんかは迫力あってよかったです。

富樫は私のイメージする富樫ではなかったですが・・・。でも富樫って男気があるというか、そういう人ですよね。

義経はイメージに合っていた感じがしますね。

弁慶最高でした。

しかし、あの規模の演劇で自由席って!!
珍しいですよね!
整理番号がついていたので、混乱は特にありませんでしたけど!